伊勢神宮
伊勢神宮(いせじんぐう)は、三重県伊勢市にある神社。神社本庁の本宗(ほんそう)とされ、正式名称は神宮(じんぐう)。他の神宮と区別する場合には伊勢の神宮と呼ぶ。(民衆は親しみを込めて俗に『お伊勢さん』とも言う。』神階が無く、また明治時代から戦前までの国家神道における近代社格制度で別格とされ、日本では格付け制度を超える存在である。
伊勢神宮には、太陽を神格化した天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の二つの御正宮が存在し、一般に皇大神宮を内宮(ないくう)と呼び、豊受大神宮を外宮(げくう)と呼ぶ。また、内宮と外宮は離れた場所にある為、観光客の場合は時間の都合上、内宮のみ参拝して帰路に就くことも少なくないが、本来は先ず外宮を参拝してから、内宮に参拝するのが正しい方法とされている。元来皇室の氏神であることから皇室・朝廷の権威と強い結びつきがある。広い意味では、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた、合計125の社宮を『神宮』と総称する。この場合、所在地は三重県内の4市2郡に分布する。
造営に使用される御用材は全て檜で、総材積は約8,500立方メートル(檜1万本程度)。木曽の山々(長野県、岐阜県)の国有林から調達されている。俗に神宮林と呼ばれ、神宮での名称は宮域林である。神宮では、大正時代に森林経営計画を策定し、両宮周辺の神路山、島路山、高倉山の3山への檜の植林事業(将来の神宮式年遷宮で使用される予定のヒノキの植林)を今も続けているが、檜が遷宮の御用材として使用できるまで育つには、200年もの歳月が必要とのこと。